展示会後にAIに聞かれる会社になる方法
名刺交換した相手は、展示会の後に会社名や製品名をAIに聞き直しています。その時に自社の情報が出てくるかどうかは、展示会動画をどう公開しているかで決まる、というのが当社の考えです。展示会動画×AEOの実践方法を解説します。
結論(サマリー)
- 展示会で名刺交換した相手は、後日「あの会社、何だったっけ」とAIに聞き直しています
- その時に自社の情報が出てくるかどうかは、展示会動画を公開しているかどうか、そしてタイトル・説明文に手がかりが入っているかで決まります
- 当社自身、展示会動画の制作は得意なサービスの一つですが、公開実績としてはまだ出せていません
展示会後、見込み客は何をしているか
展示会は、その場で完結するイベントではありません。名刺交換をした相手の多くは、会場を出た後、あるいは数日経ってから「あの会社、何だったっけ」を思い出そうとします。
日本展示会協会「2019年にわが国で開催された展示会実績調査」(2021年1月公表)によると、2019年に国内で開催された展示会は603件、出展社・団体数は合計77,041、総来場者数は7,490,484人で、うちBtoB展示会が565件(約93.7%)を占めました。1回の展示会で名刺を交換する相手が多いほど、後から思い出してもらう手がかりが重要になります。
以前であれば、もらった名刺やパンフレットを見返すのが主な手段でした。今はそれに加えて、覚えている断片的な情報(展示会名・ブースの場所・製品の見た目・話した内容の一部)を手がかりに、AIへ質問して思い出そうとする行動が増えています。この時に自社の情報がAIの答えに出てくるかどうかは、展示会の前後でどれだけ準備できているかにかかっています。
展示会動画をAEOに活かす条件
当社の意見では、展示会動画をAEOに活かせるかどうかは、「公開設定」「タイトル・説明文」「文字起こし」の3点で決まります。
| 条件 | ありがちな失敗 | やるべきこと |
|---|---|---|
| 公開設定 | 限定公開のまま放置している | 当日限定の情報を除いた上で公開設定に変更する |
| タイトル・説明文 | 「展示会動画.mp4」のような社内向けの名前のまま | 展示会名・製品名・出展テーマを具体的に書く |
| 文字起こし | 無音・BGMのみでテキスト情報がない | 説明員が話している場面があれば字幕化する |
展示会用の動画は、そもそも「無音・3秒・ループ」を前提に作ることが多く(展示会動画の作り方参照)、音声や文字起こしの対象になる場面が少ない構成になりがちです。当日ブースで流す用途としては正しい作り方ですが、後から検索・引用される用途としては情報量が足りません。この2つの目的を両方満たそうとすると無理が出るため、当日用とAEO対策用は分けて作るのが現実的だと考えています。
実践:展示会動画で今すぐできること
- 過去の展示会動画で限定公開のままのものがあれば、内容を確認した上で公開設定に変更する
- タイトルと説明文に、展示会名・開催年・製品名・出展テーマを具体的に書く
- 名刺やパンフレットにQRコードを載せ、動画ページへ直接誘導する導線を作る
- 説明員が製品説明をしている場面があれば、その部分だけでも文字起こしして概要欄に載せる
正直に書くと、当社自身、展示会ブース用PR動画の制作は得意なサービスの一つですが、実際の制作事例をサイトの実績ページに公開できていません。この記事を書きながら、まず自社が実践できていない部分に気づいた形です。
まとめ・次のアクション
- 展示会後、見込み客はAIに聞き直して思い出そうとする行動を取ることが増えている
- 展示会動画をAEOに活かすには、公開設定・タイトルと説明文・文字起こしの3点を整える
- 当日用の展示会動画とAEO対策用の動画は、目的が違うため分けて考えるのが現実的
展示会動画の制作・公開設定の整理まで含めてご相談に乗ります。→ ご相談はこちら
FAQ
この記事のよくある質問
Q展示会動画は限定公開のままでもいいですか?
AEOの観点では公開設定にすることをおすすめします。限定公開はURLを知っている人しか見られないため、AIが情報源として読み込むこともできません。当日ブースで流す用途と、後から検索・引用される用途は分けて考える必要があります。
Q展示会名を動画のタイトルや説明文に入れるべきですか?
入れるべきです。相手が思い出す手がかりは「展示会名」「ブース番号」「製品名」であることが多く、これらが動画のテキスト情報に含まれていないと、後から検索されても見つけてもらえません。
Q名刺交換した相手に、どうやって動画を見てもらえばいいですか?
名刺やパンフレットにQRコードを載せて、動画ページへ直接誘導する方法が確実です。相手が後から会社名で検索する場合でも、動画がAIに引用されやすい状態になっていれば、二重の入口になります。
Q展示会動画とWebサイト用のPR動画は分けて作るべきですか?
目的が違うので分けるのがおすすめです。展示会用は無音・短尺・ループ前提([展示会動画の作り方はこちら](/blog/exhibition-video-loop))、AEO対策として公開する動画は、字幕や説明文を含めて情報量を持たせる作りにします。
