動画制作費、持続化補助金を使うと実質いくらになるか
小規模事業者持続化補助金を使った場合、採用動画・PR動画の自己負担額はいくらになるのか。ライト・スタンダード・プレミアムの3プラン別に、具体的な金額でシミュレーションします。
結論(サマリー)
- 小規模事業者持続化補助金を使うと、動画制作費(+他の販路開拓費目)の合計額に対して3分の2が補助され、自己負担を大きく減らせる可能性があります
- ただし動画制作費(ウェブサイト関連費)だけの上限は30万円までで、単独申請はできません
- ライト・スタンダード・プレミアムの3プランで、実際にどのくらいの自己負担になるかを試算しました
この試算はあくまで一例です。対象経費の区分・上限額・採択可否は審査によって決まるため、実際の申請前に必ず豊中商工会議所にご相談ください。前回の記事で、制度の基本条件をまとめています。
動画単独では申請できない、という前提
まず前提として、動画制作費(ウェブサイト関連費)だけでは申請できません。チラシ制作、展示会出展料といった他の販路開拓の取り組みと組み合わせて、経営計画・補助事業計画としてまとめる必要があります。ここでは、それぞれのプランに、代表的な組み合わせを1つ添えて試算します。
ケース1:ライトプラン(14.8万円)+チラシ制作(5万円)
Webトップ背景動画やSNS用PRなど、比較的小規模な動画制作のケースです。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 動画制作費(ウェブサイト関連費) | 148,000円 |
| チラシ制作費(広報費) | 50,000円 |
| 対象経費合計 | 198,000円 |
| 補助金額(2/3) | 約132,000円 |
| 自己負担額(目安) | 約66,000円 |
動画制作費が30万円の上限内に収まっているため、全額が対象経費になります。
ケース2:スタンダードプラン(24.8万円)+チラシ制作(5万円)
採用動画・企業紹介など、標準的な内容のケースです。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 動画制作費(ウェブサイト関連費) | 248,000円 |
| チラシ制作費(広報費) | 50,000円 |
| 対象経費合計 | 298,000円 |
| 補助金額(2/3) | 約198,000円 |
| 自己負担額(目安) | 約99,000円 |
このケースも動画制作費が30万円以内のため、全額が対象経費になります。
ケース3:プレミアムプラン(49.8万円)+展示会出展料(10万円)
ブランディングムービーなど、内容の自由度が高いケースです。ここで、ウェブサイト関連費の上限30万円が効いてきます。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 動画制作費(実際の支払額) | 498,000円 |
| うち対象経費になる金額(上限30万円) | 300,000円 |
| 展示会出展料(広報費) | 100,000円 |
| 対象経費合計 | 400,000円 |
| 補助金額(2/3) | 約266,000円 |
| 自己負担額(目安) | 約331,000円(総支出598,000円のうち) |
プレミアムプランでは動画制作費のうち19.8万円分が最初から対象外になりますが、それでも約26.6万円の補助を受けられる計算です。
この試算から分かること
動画制作費が30万円以内に収まるライト・スタンダードプランでは、補助金の効果を最大限受けやすく、自己負担を半分以下に抑えられる可能性があります。プレミアムプランのように金額が大きい場合は、上限30万円を超えた分は自己負担になる前提で考える必要があります。
いずれのケースも、動画制作費だけでなく、チラシ制作や展示会出展など、もう一つの販路開拓の取り組みをセットで計画することが前提です。何を組み合わせるかは、経営計画の中身次第で変わります。
まとめ・次のアクション
FAQ
この記事のよくある質問
Qこのシミュレーション通りの金額が必ず補助されますか?
保証するものではありません。実際の対象経費の区分・上限額・端数処理・採択可否は審査によって決まります。あくまで金額感をつかむための試算としてご覧ください。
Q動画制作費だけで申請することはできますか?
できません。ウェブサイト関連費(動画制作費を含む)は単独では申請できず、チラシ制作や展示会出展など、他の販路開拓の取り組みと組み合わせる必要があります。
Qこの試算はどのプランにも当てはまりますか?
ウェブサイト関連費の上限が30万円のため、プレミアムプランのように30万円を超える金額の場合、超えた分は最初から対象外になります。プランごとに扱いが変わる点にご注意ください。
