音楽イベントのライブダイジェスト映像、撮影当日に起きたこと
若者の音楽活動を応援する団体のライブイベント(大阪府堺市)を、撮影・編集ともに担当したときの話。事前の打ち合わせ不足で難しくなった場面と、そこからの学びをまとめます。

結論(サマリー)
- 若者の音楽活動を応援する団体が主催するライブイベント(大阪府堺市 ゴリラホール)のダイジェスト映像を、撮影・編集ともに担当しました
- 出演者・観客・裏側の3視点を意識しましたが、当日は事前の打ち合わせ不足で使えない素材や撮りづらい場面もありました
- 一番の学びは「どこまで撮っていいか」を事前にすり合わせておくことの大切さでした
どんな経緯で依頼を受けたか
きっかけは、普段ヒップホップのミュージックビデオを撮っている知人でした。その方の撮影現場を見学させてもらったのが、そもそもの関係の始まりです。その知人が、ゴリラホールで音楽イベントを主催している代表の方と付き合いがあり、毎回そのイベントのダイジェスト映像を担当していました。今回、その撮影・編集を自分がやってみないか、という形で声をかけていただいたのが経緯です。
ミュージックビデオではなく、こうしたライブイベントのダイジェスト撮影は、自分にとってこれが初めてでした。
リハーサルで撮った素材が使えなかった話
当日はリハーサルから撮影に入らせてもらいました。本番中はアーティストの裏側(後ろ姿)を撮るのが難しくなると考え、裏側からのカットはリハーサルでまとめて撮っておこうという狙いでした。
ところが、リハーサル中のアーティストは私服だったため、「その素材は使わないでほしい」と言われてしまいました。本番用の衣装で動いている姿でなければ、裏側カットとして成立しない、という当たり前のことに、その場で気づかされた形です。
ジンバル2台、固定カメラなしで撮った反省
本番中は、自分がジンバルで長尺を撮り、もう一人がサポートでジンバルという2名体制でした。動きのあるカットは十分に撮れた一方で、「固定の画も欲しかった」というのが正直な感想です。三脚でしっかり固定したカメラをもう一人が見ていれば、また違う仕上がりになっていたと思います。
この現場のあと、同じようなライブ撮影の依頼をいくつも受ける機会があり、その多くで「上手・下手・センターに三脚固定カメラを立てたうえで、ジンバルを追加する」という構成が定番になっていることを知りました。この基本形を先に知った状態でこの現場に入れていれば、もっと安定した画作りができたはずだと感じています。
客席の顔をあまり映せなかった理由
このイベントは以前、映像で観客の顔を映しすぎたことでクレームが入った経緯があったそうで、今回は「お客さんの顔をあまり映さないでほしい」という条件がありました。そのため、盛り上がっている客席の空気をそのまま画にするのが難しく、雰囲気を伝える画作りに苦労しました。
また、アーティストが個人で呼んでいるカメラマンは、ステージ上まで入って後ろから積極的に撮っていた場面もありました。自分がどこまでステージに近づいていいのか、事前にすり合わせておけば、もっと違うカットも狙えたはずです。撮っていい範囲・映していい範囲は、当日ではなく事前の打ち合わせで決めておくべきだと、この現場で学びました。
編集で新しく挑戦したこと
編集では、エフェクトやカメラワークを活かした動きのある繋ぎ方に挑戦しました。それまで担当していたPR動画は、フィックス(固定)で撮った素材を落ち着いた編集でまとめることが多かったため、ライブならではの躍動感を出す編集は新鮮で楽しい経験でした。
会場の照明は角度ごとに色味が変わるため、カラーグレーディングでの色合わせには苦労しました。それでも、これは良い経験になったと感じています。
まとめ・次のアクション
- 撮っていい範囲(ステージへの立ち入り、観客の映し方など)は、当日ではなく事前に主催者とすり合わせておくべきだと学びました
- ライブ撮影は、現場で流れている音楽を聴きながら撮れる楽しさもあり、今後も積極的に受けていきたい仕事のひとつです
- ライブ・イベントのダイジェスト映像をお考えの方は、こちらから無料相談をどうぞ
FAQ
この記事のよくある質問
Qライブ・イベント映像の撮影も対応していますか?
対応しています。今回のようなダイジェスト映像は、出演者・観客・裏側の3視点を意識した構成で制作しています。
Q撮影は何人体制で行いましたか?
当日は自分ともう一名、計2名体制でした。ともにジンバルで長尺を撮る形で、固定カメラは置いていませんでした。
